自己紹介

長野県の佐久総合病院で初期研修後 地元である愛媛に戻り、愛媛大学地域医療学講座で家庭医・総合診療医の後期研修を開始しました。研修の記録残すこと、自分の研修記録が今後誰かの参考になればいいかなと思っています。

2014年10月13日月曜日

愛媛県医学生サマーセミナー

愛媛大学の地域枠学生と自治医大生を中心に愛媛出身の医大生を対象にしゃべってきましたー。

15人ぐらい?と思ってたら結構たくさんいました
発表直前でmacbookはフリーズして緊張、汗たらたらでした。

プログラムの後半はワークショップだったのですが
医学生が皆僕らを喜ばすために発言しとるん?と思ってしまうぐらい
素敵な発言ばかりしていて驚きました。

奨学金をもらっていることや、将来愛媛の過疎地域で
医療を一定期間行うことが求められているということも関係あるでしょうが
それにしても、自分の頭で考えているなと思いました。

「幅広く患者さんを診療する能力を身につけたい」
「専門の勉強はその上でできれば・・・」
「地域で必要とされることができるような研修をしたい」
「将来は自分が生まれ育った島(離島)で医者をするために医学部に入った」

などなど(県の担当の方もいらしていたので、多少のリップサービスはあるかもしれませんが)こんなに嬉しいことはないですよね^

「なんでもできるけど、なんにもできない」という厳しい言葉をかけられることもあるかもしれませんが、与えられた環境で目の前の患者さんをしっかり診療できるようトレーニングするかは自分次第なところも大きいですし、自分でもそれができていたら(取り組んでいたら)それ程気にならないようにも思います。
「適当にやるなよ。」という意味で激励してもらっていると解釈すればいいか。

(とはいえ、成長しやすい環境整備は絶対大事なので、初期研修終わってすぐは、ある程度上級医がいる環境でバックアップを受けながら働くことができるようにしないとダメ)

救急当番日に救急車対応をやっていると、自分の手に負えない患者さんを紹介するときに
専門の先生方はやはり本当に頼りになるのも痛感していますし
かといって全員が専門の研修ばかりをしてしまうと
地域のニーズに応えるには非効率だとも実感します。

総合診療医・専門医がうまく歯車が周るようになればいいっすね。

あと出ていたのが総合診療医と専門医をあまりわけなくてもいいのではという意見。
ごもっとも。
General→Special
Special→General
いろんなキャリアの形があっていいように思います。

メディアでも総合診療・Generalistが話題になることが多いですが
学生自身が自分で考えているなと感じることができて、
自分にとっても学ぶことの多い時間でした。