自己紹介

長野県の佐久総合病院で初期研修後 地元である愛媛に戻り、愛媛大学地域医療学講座で家庭医・総合診療医の後期研修を開始しました。研修の記録残すこと、自分の研修記録が今後誰かの参考になればいいかなと思っています。

2014年12月7日日曜日

11月10日は西予市民病院に病院見学ツアー

地域医療支援センターのお仕事です。
学生さんたちも地域の実状について楽しみながら学んでもらったみたいでした。

ちょうど病院があたらしくなって、非常にきれいで広く羨ましかったです。

学生さんたちもわくわくうきうきだったみたいですが、
一番盛り上がっていたのが、医師宿舎の訪問の部分だったことは内緒です。

写真は、理学療法士さんが学生に熱くリハビリについて語ってくれていたところです。
ただ、3年生じゃまだ、なかなかリハビリを実際にして自宅への生活に帰っていくイメージはなかなか難しいかな~。



プライマリケア連合学会 四国支部大会で発表してきました

ほんま時が過ぎるのが早いですね。

プライベートでもいろいろありましたが、2014年もうすぐ締めくくりに近づいてきてますね。
11月15,16日に徳島でプライマリケア連合学会 四国支部大会があったので
上司のN宮先生と行ってきました。

四国の後期研修医のポートフォリオ発表会で愛媛県代表?として
発表があったのですが、発表自体は難なく終わったのでよいのですが

衝撃だったのが、医学部の学生さんが発表してくれた内容でした。
新専門医制度についての医学生への意識調査というタイトルでしたが
その中で、学生に将来の進路について聞いた結果で、総合診療医を志向する学生がかなり少なかったのです。。



普段学生さんや、初期研修医の先生たちと働いている分にはもう少し分があるかなとおもっていただけに、がーんです。

四国全体でも後期研修医が少ない現状とその研究結果をみると・・・

改善の余地しかないとですね。。

研修内容自体はおそらくまだまだ亀田総合病院や自分がいた佐久総合病院などのものと比較す
ると荒削りな印象は否めないところはありますが
自分自身非常に充実した研修をできているので、

①自分自身の研修に多方面からフィードバックをかけてよくしていくこと、
②そしてそれを情報発信する場をつくっていくこと

足元からやっていこうと思います。

来年の2月にポートフォリオ発表会、後期研修に対する情報交換をしたいなと考えています。

そんなことを考えながら帰りに寄った、N宮先生お気に入りの釜揚げうどんがうますぎ
ぜひおためしあれ
おいしすぎて、だしをのんでしまいます。



2014年10月13日月曜日

愛媛県医学生サマーセミナー

愛媛大学の地域枠学生と自治医大生を中心に愛媛出身の医大生を対象にしゃべってきましたー。

15人ぐらい?と思ってたら結構たくさんいました
発表直前でmacbookはフリーズして緊張、汗たらたらでした。

プログラムの後半はワークショップだったのですが
医学生が皆僕らを喜ばすために発言しとるん?と思ってしまうぐらい
素敵な発言ばかりしていて驚きました。

奨学金をもらっていることや、将来愛媛の過疎地域で
医療を一定期間行うことが求められているということも関係あるでしょうが
それにしても、自分の頭で考えているなと思いました。

「幅広く患者さんを診療する能力を身につけたい」
「専門の勉強はその上でできれば・・・」
「地域で必要とされることができるような研修をしたい」
「将来は自分が生まれ育った島(離島)で医者をするために医学部に入った」

などなど(県の担当の方もいらしていたので、多少のリップサービスはあるかもしれませんが)こんなに嬉しいことはないですよね^

「なんでもできるけど、なんにもできない」という厳しい言葉をかけられることもあるかもしれませんが、与えられた環境で目の前の患者さんをしっかり診療できるようトレーニングするかは自分次第なところも大きいですし、自分でもそれができていたら(取り組んでいたら)それ程気にならないようにも思います。
「適当にやるなよ。」という意味で激励してもらっていると解釈すればいいか。

(とはいえ、成長しやすい環境整備は絶対大事なので、初期研修終わってすぐは、ある程度上級医がいる環境でバックアップを受けながら働くことができるようにしないとダメ)

救急当番日に救急車対応をやっていると、自分の手に負えない患者さんを紹介するときに
専門の先生方はやはり本当に頼りになるのも痛感していますし
かといって全員が専門の研修ばかりをしてしまうと
地域のニーズに応えるには非効率だとも実感します。

総合診療医・専門医がうまく歯車が周るようになればいいっすね。

あと出ていたのが総合診療医と専門医をあまりわけなくてもいいのではという意見。
ごもっとも。
General→Special
Special→General
いろんなキャリアの形があっていいように思います。

メディアでも総合診療・Generalistが話題になることが多いですが
学生自身が自分で考えているなと感じることができて、
自分にとっても学ぶことの多い時間でした。

2014年9月27日土曜日

認定内科医試験の結果が送られてきました。

筆記試験を受けたのが7月の上旬だったのですが
結果の発送が9月下旬以降とアナウンスされていて
結構時間かかるなーと思ってましたが、ようやく届きました。
といっても9月にはいるまでは試験の事自体忘れてましたが^^;

↓のやつが送られてきました。


忙しい時期だったため、ペーパー試験の準備があまり出来ていなかったのですが

たしか90%近くが合格する試験ではあるのですが・・・
やっぱほっとしますね。

【病歴提出】
一応病歴のまとめの評価が優だったのがまあ嬉しかったです。
(器小さい・・・^^;)
それなりに、書類集めが面倒くさくて時間をとられたので・・・
前にも書きましたがちゃんとこういうのも前々から準備しないと
あとあと苦労します。
この病歴の成績が良い悪いで確か筆記試験でたくさん点を稼がないといけなくなったり
するので、まあできたらここでつまづきたくないですよね。
特に、誤字脱字とか、単位の間違いとか、日本語の書き方とかは注意したほうがいいです
減点されるようです。

【筆記試験】
ペーパー試験は人にアドバイスできるほど成績が良かったわけではないのですが
やはり過去問をしっかり解いておくのがいいです。

過去問そのまんま出ていた問題もあったと思いますし、
過去問に出てくる問題、テーマの疾患を調べておくとやはり
似たような問題が出てくるので対応しやすいです。

総じて思ったのはやはり試験を受けるのはひとつの学習のモチベーションになるので
資格を得ること自体も嬉しいものですし
今後、生涯学習をする上で利用していこうと思いました。


家庭医療専門医試験に提出するポートフォリオもそろそろ準備をしていかないと
(プライマリ・ケア連合学会四国で発表します)
あ、再来週Journal Club担当なので準備せねば。このへんで

2014年9月1日月曜日

今日のJournal Club

野村病院では毎週Journal Clubをやっていますが
やはりプライマリケアの病院ということもあり、
実臨床に役に立つ内容を先生方が選んでいます。

今週はK先生が担当しましたが、


BMJのAn early rehabilitation intervention to enhance recovery during hospital admission for an exacerbation of chronic respiratory disease: randomised controlled trial

の論文でした。http://www.bmj.com/content/349/bmj.g4315




ざっくりいうと
P 慢性呼吸器疾患急性増悪で入院した患者さん
E  入院して2日以内に早期リハビリを行った群と
C 従来群とを比較して
O 再入院の数がどうだったか、筋力に差がついたかなどなど

結果は、primary outcomeの再入院率では有意差なし。
逆に1年後の死亡率は高くなってるやん!!!

何でもかんでも
早期介入、早期治療、早期退院がよいような論文や風潮があるように思いますが
今回はよい結果が出なかったどころか
むしろ死亡率が高くなったというところは興味深いところです。

介入群の2日以内にリハビリを始めるというのは
まだぜーぜーしている状態だと思うけどその段階から始めるのはさすがに
やり過ぎということですかね。アグレッシブ。
でも、1年後死亡率に差が出るというのは???


争点とは少し違うかもしれせんが
今回の対象になったひとたちの平均入院日数が5日間程度ということに驚きました。
自分たちの診療と比べるとやはり速い。


今日から自治医科大学のK田君が実習にきてくれています。
夏休み明けで久しぶりの学生さんです。地域医療を満喫してかえってもらえるといいね!


2014年8月4日月曜日

臨床推論!キャリアプランニング! の2本立てレクチャーの巻

暑い日と雨の日が続きます。トロけそうです。

先週末は愛媛大学医学部でCLEという部活の学生さんを対象にした
レクチャーをさせていただきました!

発表準備まで時間がなかったことに加えて
仕事にプライベートに先週・先々週とかなり多忙でしたが
なんとかやりとげました。。。ふう。^^;

内容的にはスライド100枚近くで
3時間以上かけて話す内容を台風に伴う渋滞で大幅に遅刻したため
2時間に凝縮して話しました。

内容はここでは割愛しますが、

自分が学生時代にやっていた臨床推論サークルACT-Kでの経験
ハワイ大学医学部への短期留学のこと
マッチングの自分自身の経験をベースにしゃべり倒しました。




いろいろと反省点はありますが
今後につながることもたくさんあったので
これから楽しみで仕方ないですね。

まずは、自分が勤務している病院と大学とをつないで臨床推論の勉強会を開催すること。
診断戦略で著名なあの先生やハワイ大学医学部でもお世話になったあの先生が
愛媛にくるかもしれない・・・!

ムフフ。

いやーにしても学生さんの情熱と向上心はハンパではないです。
こういう学生サイドからどんどん提案が大学内に生まれてくるとすごいことになります。
この熱が学年をまたいで、なおかつきちんと持続していくように
可能な限りこの流れを応援したいですね。

充実した週末でした。

2014年7月26日土曜日

地域医療体験ツアーで医学生が集まりました!

病院見学バスツアーと題して
野村病院に医学生が11人ほど見学に来てくれました。

学生さんから自主的に企画がでて
地域医療学講座、地域医療支援センターがお手伝いという流れで今回開催することになったのが素晴らしいですね。

やはり大学は学生側から企画・アイデアがでて
波状的に自主的に学ぶような人が出てこないと、面白くなってこないなーと感じます。
そして、それを大学としても週末でもセンターの職員が手伝って開催するというのが良いです。

先輩ドクターも話されていたようですが、病院の中を見学するだけでは、まあいくつか病院をみて回るとそんなに一つ一つの病院のハードは変わらないので、、、飽きてくると思われます。

地域の中に入って
その病院が抱えている問題とか
患者さんや地域のことに考えや思いを馳せることができるような仕組み・きっかけづくり
ができるとよいなーと思います。


BOSSも言われていましたが、平日に研究室に来てもらって
地域医療について学んでもらうというのはなかなか大変
今回みたいにフィールドに来てもらう実体験がないとイメージがわかない。

そして、アンケートにも多く見られた意見でしたが、
現場に出て自分が知らないことに気づいて
大学に戻ってから学習の情熱、モチベーションに変えられるところが良い所と思います。

自分も学生時代ACLSの部活に所属して人に教えたりする機会がありましたが
まだ働いている自分をイメージできない人たちがイメージを持てる場を
早い学年のうちから持てるといいですよね。

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とても良かったが11人中6人
良かったが4人
無回答が1人
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なので、総じて満足度は高かったとは思われます。

大学の講義で学べることは多いですが、
それだけでは振り返った時に心に(記憶にも)残っていることは少ないです。
あくまで自分の経験ですが。

2014年7月25日金曜日

プライマリケア研究会で発表してきました

月に1回は何らかの形での発表をさせて頂いているような気がするハセガワです。

BOSSからありがたくも発表演題だしましょうという通達を頂いていることは
成長へのきっかけづくりですね。むふー。



昨年経験したHIV/AIDSの症例を報告することにしました。
ニューモシスチス肺炎で後天性免疫不全症候群が分かった一例でした。

教科書に出てくるような典型的な症例といえば症例です。



でも、実臨床で経験しているプライマリケアの先生はそれほどいないと思いますし
不明熱で鑑別にはよく挙がりますが
自分自身、救急外来で自分があたるとは思っていなかったので思い入れのある症例です


やはり発表すると勉強しますね。
愛媛県の傾向を交えて考察しましたが・・・

愛媛が中四国の中では人口対比で一番エイズ患者が多いって知っていますか。

→下記より引用
http://www.pref.ehime.jp/h25115/kanjyo/topics/hiv/index.html



日本全体でHIV感染が先進国の中で例外的に増加しているのは知ってましたが
愛媛の状況には驚きました。

質疑応答では、教育的なコメントも頂きました
この症例を通じて、愛媛県の現在の状況にプライマリ・ケア医としてできることは。
ポートフォリオとして書いてみては。

ありがたいっす。
11月にプライマリケア学会の四国支部会があるので、その辺で発表できたらいいな。

2014年7月10日木曜日

健康教室でビクビクしながらも話をしてきました!

内科認定医の準備やら、プライマリケア研究会での発表やら今月も忙しくやっております。
タイトル通り、健康教室でビクビクしながらも話をしてきました!
正式名称を忘れてしまいましたが、「生きがいデイ」・・・だったかな。


今年からはじまった企画のようですが、
比較的元気なお年寄りの方に元気になってもらう場を目指しています。
ドクターそれぞれにテーマは自由に決めていい。と言われましたが
逆にそう言われると何をテーマにするか悩む。。。。汗



自分が選んだのは、「熱中症、脱水症」!
ド定番ですけど・・・。夏だしね。

4月からこっちにきて思うのが意外と野村は涼しい。
なので、実は熱中症とか少ない!?
と思ったりもしましたが、なんのその、やはり夏には畑仕事をやったり
自宅に冷房器具があっても使わなかったりで結構な人数の方がくるそう。



当日は写真みたいな感じのお部屋で、クイズ中心でプレゼンしました。
終わったあとは理学療法士さんの運動教室でした。


仕込んだネタが受けたり、すべったり。
全体としては、まずまず聞いて理解してもらえたんじゃないかなと思います。

OS-1などの飲料を買うのもお金がかかるし、重いし大変ですよね・・・という前置きで
熱中症予防でORS(経口補水液)の作り方の話をしましたが
皆さん結構食いつきが良くてびっくりました!(^^)

野村病院にいると、こういう病院の外に出て行って話をする機会が
ちらほらあるようなので、経験積んでお年寄りのツボを熟知していく次第です!
次回は8月末。うーん、もう同じネタは使えないかな(笑)

2014年6月29日日曜日

内科認定医

日本内科学会の内科認定医試験が7月あたまに控えていて試験勉強をしなければいけないなー
と思いつつ、ついに直前にまで近づいてきました。

ブログを更新する暇あれば勉強しろよというツッコミも来そうですが(汗)
内科認定医制度は、いちおう医学部卒業後最短4年目で受験することができます。

わたしは、日本プライマリ・ケア連合学会の家庭医療専門医(今後総合診療専門医のひな形になる?)の後期研修医として働いておりますが、昨年度内科の研修を1年間していたこともあり、今年度受験予定です。
剖検症例のレポートや救急蘇生講習会をうけたことなどが要件として挙げられています。

日本内科学会のホームページから抜粋すると
以下の様な受験資格と提出書類があります。
https://www.naika.or.jp/nintei/seido/gaiyo.html
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認定内科医資格認定試験
信頼される内科標榜医に要求される内科全般の医学知識と臨床能力を評価する。
【受験資格】
日本国の医師免許証を持ち、所定の期間、本会が認定した施設で内科臨床研修を修了した者で、受験申込み時に本会会員で会費を完納している者
【受験申込み時に提出する研修に関する記録】
受持入院患者18症例の一覧表、18症例の病歴要約、退院時サマリーのコピー、プレゼンテーション(口頭発表)したことを証明するもの1件、救急蘇生講習会受講修了証のコピー、臨床研修修了登録証のコピー(2004年以後の医師国家試験合格者のみ提出)。
上記【受験資格】と【受験申込み時に提出する研修に関する記録】を満たし、認定内科医資格認定試験(筆記試験と病歴要約の評価)に合格した者を認定内科医として認定する。
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入院患者の症例については提出したので、7月にあるのは、筆記試験です。半日かかる筆記試験は結構疲れそうですね。国家試験の内容とオーバーラップする部分が多く、おそらく卒後早めに受けておいたほうが、国家試験の知識がまだ通用したりする部分もあるので良いと思います。

僕からできるアドバイスとすると、研修医のうちに提出症例のレポートはまとめておくと良いです。自分はそれをしていなかったので、昨年度経験した症例を多く用いて作成しました。後期研修になると更に忙しくなる人が多いと思いますので、早め早めに準備しておくと後が楽です。

また、提出するにあたっては、あらかじめ内科認定医提出用のフォーマットがありますので、それに則って作成しておいたほうが良いです。初期研修先の病院から移動したりすると、情報を取り寄せたりするのも大変ですし、個人情報を削除した元の退院サマリーが必要になったりもするので。。。
昨年度は働いていた同期の後期研修医と一緒にお互いの進捗状況を確認しながらできたので、
受験予定の皆全員提出することができ良かったです。(質は保証はできないですが涙)
内科の血液内科の知識などは普段あまり触れることがないのもあって、やや不得手ではありますが、試験があるのがひとつのモチベーションになって勉強できます。
さてさて、そろそろ試験勉強するようにしますか。

2014年6月12日木曜日

研修医大会@名古屋

研修医OSCE大会@名古屋

佐久総合病院にいた時も研修医としてOSCEを受けていましたけど、こうやって内容をパッケージ化して全国的に展開しようとする動きがあって楽しみですね。

相当マンパワーが必要ですが、やはり普段と全く違う人たちに診療を評価されると言うのは、研修医にとって振り返りができる良い経験みたい。

自分はまだ後期研修医の分際で、評価者なんぞしてましたが、全国各地から来ている研修医のできレジっぷりがすごいです!!

岩手県の市中病院の先生たちが多く、中心的に動いている印象でした
こうやって教育的なトライアルを進めて第6回になるまでに至った
これまでの労力は素晴らしいものです。

2014年5月23日金曜日

地域で「生きて逝く」を考える

金曜日は香川の陶病院から大原昌樹先生を野村にお招きしての講演会でした。

タイトルは

<地域で「生きて逝く」を考える> でした。
なかなか渋いタイトルです。

まず会場につくと、以下のパンフレットが渡されました。

公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会という長い名前のところがだしているものです。
以下でダウンロードできます。
http://www.kokushinkyo.or.jp/Portals/0/%E7%B5%82%E6%9C%AB%E6%9C%9F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%8D%E3%81%84%E3%81%8D%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%95.pdf

生前の思い出や自分史
葬式のことや遺産相続のことなどの内容から
お世話になった人に送るメッセージなどを記載するようになっています。

内容的には薄くあっさりとしている印象でしたが
あまり重厚なものよりは、このぐらいのほうが手軽でよいのかもしれません。

僕らは人生の最期に立ち会う機会が出てきますが
この方は、この逝き方で望まれていたのかどうか・・・
なんてふと考えこんじゃう時もあります。

点滴ガンガン輸液されて集中治療室で亡くなった重症膵炎の方など。
絶対最期は苦しかったはずとか。

「病院よりは家で死ぬ方がいい」とか、
「なるべく積極的な延命行為はしてほしくない」とか

考えることはありますが、その人の本音は周りのどれだけの人が知っているだろうか。


この講演会の中でも少し話しに出てたけど、
今日の帰りに交通事故にあって重篤な状態になったら・・・


人生の最後を自分に照らして考えてイメージしていることは、
関わる人の生き死にをよりリアルに考えることにつながると思いますが・・・
うーむ、実際なかなか気が進まないもの(;;)


2014年5月19日月曜日

今日はBOSSと訪問診療に行ってきました!

今日は午前は検査で午後は直属のボスと一緒に訪問診療に行ってきました。

特別養護老人ホームの患者さんたちと在宅2件でした。

特別養護老人ホームに入居されている方は基本的に要介護度が高く
年齢もかなり高齢な方が多く、不安定な病態の人も多いです。
細かい変化に気づいて早め早めに対応することが重要。

施設の患者さんたちのマイナートラブルや変化は
毎日接している看護師さんたちが把握してくれているので
スムーズに必要な情報を共有できるので良いです。
ただ、入院している患者さんたちとの病棟管理とはまた少し異なるので慣れが必要なように感じます。

在宅はマターリな空気が流れて心地よい・・・
自分が来てまもなく見ていた方もいましたが
病院に入院していた時よりも表情がやはり良い(^^)
当たり前ちゃ当たり前ですが。

いよいよ野村病院にも電子カルテが入るということで、
新しい電子カルテシステムも少しずつ触る機会が出てきています。
F通のシステムなので初期研修時にも少し触っていたのでそれほど抵抗なくいけそう。

脱!紙!
めちゃ働きやすくなると信じて。。。
明日もがんばりますか

2014年5月17日土曜日

ブログはじめました。

ブログを始めることにしました。

本当はもう少し早く4月1日から始めることができればよかったのですが、大学の所属になり、病院での業務に慣れるのに時間がかかったりでバタバタして結局5月になってしまいました。
3日坊主にならないようにがんばろー。

さてさて。
自分のこれまでの経歴は自己紹介にも有りますが、
高知大学医学部を卒業後
佐久総合病院という長野県にある病院で初期研修医として2年間勤務した後
地元の愛媛に戻ってきました。


愛媛大学医学部地域医療学講座のボスのK教授の「家庭医養成愛プログラム」でシニアレジデントとして研修を開始して今年で2年目です。愛媛大学医学部附属病院の地域医療支援センターというところが所属で医学生・研修医の指導も臨床業務と平行してやることになっています。


3年目は松山市の400〜500床クラスの病院で内科全般の研修を行いました。
いわゆる総合病院でしたが、科の間の垣根はひくく、相談しやすい環境で有益な研修ができたと思っています。


とはいえ、家庭医として地域や家庭を意識した仕事ができていたかというと
なかなか難しかったのも事実。。。
やはり、働く場所によって求められるものも違いますしね。

そんなこんなで、今年の4月からは予定通りではあるのですが
愛媛県の西予にある100床クラスの小規模病院で4月1日から働いています。


健診、訪問診療、病棟業務、外来、救急外来、診療所と多岐に渡るフィールドが用意されている場所で、家庭医・総合診療医としての研修をするには持ってこいの環境です。
予防医学・臨床研究も自分のボスは素晴らしい仕事をされている方で
学ぶこと多いーーーー!

山間部の病院で仕事も患者も多く、それなりに忙しいので時間を自分で作って、
記録をのこしながら、新しいことにもチャレンジできればと思っています。
自分自身の記録であることはもとより、これから家庭医・総合診療医に興味のある医学生・研修医が自分のブログをみて、何かしら参考になるようなブログにできたらいいかなーなんて妄想しております・・・。